
ちぃころです。
風邪のひき始めの喉の痛みって、とっっっっても辛くないですか?
「ん?なんかイガイガしておかしいな?」と気付いた瞬間からどんどん痛みが増しますし、
大体夜は痛くて眠れません(泣)
私もいつも風邪は喉の痛みから始まることがほとんどで、熱や、声の枯れに悩まされてきました。
でも、喉が痛いときのケアにアロマでのケアをプラスしてからは、治るまでのスピードが段違いに違うことに気付き、この記事を書いています。
同じように喉の痛みから始まる風邪をひきやすい方、必見です!
喉の痛みにアロマセラピーが効く理由
一言でいうと、アロマセラピーで使われる精油の一部には、菌に対抗する力である抗菌作用をもつものや、炎症を抑えて痛みを鎮める効果をもつものがあるからです。
その力の源は、植物が自分の身体で作り出した化合物。
植物は生まれた場所で根を張り、そこから一生動くことができないので、自分を守るための成分を自分の身体の中で作り出して生きています。
変な菌が風に乗って流れてきたり、土から吸い上げている水から菌が入ってきても、植物は逃げることができません!病院にも行けません!
なので、植物自身の身体の中で菌の力を弱めたり、殺菌する成分を作り出してるんです。すごいですね!^^
その成分は、同じ生き物である私たちにも良い働きをしてくれます。
精油に含まれている成分はいくつかに分かれています。
その中でも、モノテルペン炭化水素類や、モノテルペンアルコール類という種類の成分が菌に対抗する力や、炎症を抑えてくれる力があるんです。
それらを含む精油を選んで喉の痛みに合うように使ってあげることで、治りが早くなるんですね。
菌に対抗する力がある精油は、空中の菌も殺菌してくれるので、普段からの芳香浴にもおすすめですよ~!
喉の痛みに効く精油
ティーツリー
染みわたるような爽やかさがある緑の香りのティーツリー。
”菌に関することならティーツリー”といわれるほど、菌に対抗する力が強い精油です!
「ティーツリーの効能について」に詳しく書いていますが、あらゆる菌に効いてくれるので、「天然の抗生物質」という別名があるほど。
それもそのはず、ティーツリーに含まれる全成分のうち40~50%が菌に対抗する力を持つ【テルピネン-4-オール】という成分。
こんなに多くの割合で抗菌成分が含まれている精油は他にはありません!
しかも安全性が高い成分であるため、お子さんやお年寄りにも安全に使えるのがまた嬉しいところ^^
風邪の時には必ず使って治りを早くしますし、すっきりした香りなので気分まで爽やかにしてくれます。
ラベンダー
ふんわりと包み込むような甘さを持ったハーブの香り。
ラベンダーと言えば睡眠の質をあげる、寝付きをよくするなどの効果が有名ですが、実は菌に対抗するちからも強いと有名なんです。
ヨーロッパでは伝染病であるコレラの感染を防ぐために使われたり、第一次世界大戦のときには病院の床に巻いて殺菌に使われたと言われています。
炎症や痛みを抑えてくれる効果もお墨付き。
喉の痛みがひどいときって寝れなくなってしまうことが多いので、風邪のケアをしながら&眠りにつきやすくするなんて、一石二鳥ですね^^
ユーカリプタス・ラディアータ
爽やかでくっきりとしているけれど、鋭すぎない草木の香り。
ユーカリプタスという名前ですが、コアラが好きなことで有名なあのユーカリです。
喉の痛みを和らげてくれるとともに、たんを出しやすくしたり、鼻水のつまりを予防する効果もあります。正に、風邪を早く治すための精油。
ユーカリの精油には色々な種類があり、臭いが強すぎるものもあるのですが、
この前風邪をひいたときにユーカリプタス・ラディアータという種類を使用して、その香りのマイルドさと、風邪が早く治ったことに驚きました!
そこからは、ずっとラディアータを使っています。
ペパーミント
すっと一瞬で空気の通り道を作る、突き抜けるようなミントの香り。
清涼感いっぱいの香りが、のどの痛みをやわらげてくれますし、頭痛にもよく効くので、熱が出て頭も痛い…という症状も楽になります^^
ミントらしい爽やかな香りを作り出している成分がメントールという成分。
ただ香りを作り出すだけでなく、メントールは菌に対抗して弱らせ、同時に免疫力を強化してくれます。
普段から歯磨き粉やガムなどでミントの香りは日常生活のあちこちにあるので、受け入れやすい香りだと思います。
カモミールローマン
甘くて少しだけりんごのような香りがする精油。
この精油は炎症を抑えて痛みを和らげるちからが強い!ふだんは肩こりや生理痛などの痛みのケアにも使いますが、のどの痛みにも優しく効いてくれます。
上記の菌に対抗するちからのある精油と一緒に使うとのどの痛みが早く良くなるんですよね。
心への癒し効果も高いので、風邪の時に薄ーく香らせて、ほっこりしています^^
香りが少し強いので、好き嫌いが別れるとは思いますが、私自身は風邪の時にも、普段にも、よく使う精油の一つです。
(キク科アレルギーの方、妊娠中の方は使用しないでください!)
これらの精油を使って行う喉の痛みのためのアロマセラピー
アロマうがい
アロマセラピーの良いところの一つは、精油の瓶が小さくて持ち歩きがしやすく、どこでもすぐにできるところ。
喉が痛い時には、早く治るために小まめなうがいが必要なので、外出先にも精油を持っていってうがいをするのが◎。
ただ、うがいするお水に精油を入れすぎてしまうと刺激が強すぎてゲホゲホッとなってしまったり、危険だったり…
なので、そうならないための方法をご紹介します。
ー材料ー
- ペットボトルのお茶1本(ペットボトル小270~280mlぐらいのもの)
- ペパーミント1滴
- レモン1滴
- ティーツリー2滴
ーやり方ー
- ペットボトルのお茶に、上記の3種類の精油を垂らして入れて、よく振って混ぜる
- そのお茶を使ってうがいをする
- 1~2を1日に5~6回繰り替えす。うがいする前は必ず、よく振る
このやり方ならば精油を入れすぎることもないですし、お茶の香りに混ざって香りがきついと感じることもありません。
ただ、以下の点は絶対に守って安全に行ってくださいね。
- 一度精油を入れたお茶はうがいだけに使用して絶対に飲まない
- 精油を入れたお茶は1日で使いきる。翌日は使用しない
アロマ蒸気浴
マグカップに熱いお湯を入れてそこに精油をたらし、蒸気と共に揮発した精油を吸い込む方法です。
直接喉や鼻に届くので、効いてるな~と感じれます。
しかも、風邪の時、のどが痛い時には保湿も重要です。蒸気浴なら痛みや炎症へのケアもしながら保湿もできてしまいますね。
ー材料ー
マグカップ、お湯、精油(レシピ①か②のどちらか)
レシピ①:ユーカリプタス・ラディアータ1滴、ティーツリー2滴、レモン1滴
レシピ②:カモミールローマン1滴、ラベンダー1滴、ペパーミント1滴
ーやり方ー
- マグカップにお湯を入れて、レシピ①か②のどちらかをお湯の中に落とす
- 必ず目を閉じた状態で、マグカップの上に顔を持っていき、蒸気を吸い込みながらゆっくり呼吸をする
- 【蒸気を吸い込みながら5回呼吸をしたら、顔をマグカップから離して普通に5回呼吸をする】を1セットで5~10分間繰り返す。
一度に10分以上はやらないように気を付けてください。
体調に気を付けながら、ちょっとでもおかしくなったら中止してくださいね。
おわりに
今回は、のどの痛みを早く治すためという目的で、いつも効果を実感しているアロマセラピーについて書きました。
心を癒すだけではなく、身体のケアにも是非使ってみてくださいね^^
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