こんにちは!ちぃころです。
今日はジュニパーベリーという精油の紹介です。
身体からも心からも、不要な物を取り払ってくれる精油、ジュニパー。
すっきりライフには欠かせない精油です。
Photo credit: Xavier Béjar via Visual hunt / CC BY-SA
- 学名:Juniperus communis
- 英語名:Juniper berry 和名:ねずみさし
- ヒノキ科
こんなときにぴったり
・「浄化」と「保護(ガード)」がキーワードの精油。むくみや、ネガティブな気持ちなど、身体や心のあらゆる”淀み”を感じるときにぴったり。淀みを「浄化」して、余分なものが入らないように「保護(ガード)」する。
・ずーっと忙しくて神経が高ぶってしまっているときに。その状態だと深いリラックスに入りにくいので、まずジュニパーなどで軽いリラックスを促すと良い
・「実・種」からとれる精油であるため、物事の新しいスタート時に良い香りに感じる。「実・種」から出る新しい芽(可能性や才能)を育て伸ばそうとしているときに心身を支えてくれる香り。
・大事なプレゼン前やスポーツの試合前などに、集中力を高めるアドレナリンを出す。オリンピック選手でも試合前に使う人が多い。ここぞ!という時に。
・腎臓の働きを活発にして「不要な物を外に出す力」を高める。むくみが出やすい方に。マッサージオイルとしてとても良く使える。
どんな香り?
木の香りの中に、温かい甘さと少しの爽快感を感じる香り。香り自体は強すぎず、穏やかに香ってきます。
ジュニパーベリー 植物としての特徴
ジュニパー=若い果実という意味。熟した実はブルーベリーに似ていて、色も紫色です。低木の、温かい地域でも、寒い地域でも生息することができる強い植物で、日本では「ねずみさし」という名前で呼ばれています。
面白いのは、一つの枝の中に未熟な緑色の実と、完熟している紫色の実が混在していること。ジュニパーの実は生まれてから紫色になるまでに1年半もの長い時間がかかるので、その間に次々と若い実が生まれます。そのため、完熟した実と若い実が混在するんだそうです。
昔からお酒のジンの香りづけに使われています。11世紀にヨーロッパの方でジュニパーが肝臓を強くするという言い伝えがあって、お酒の香りづけに使われ始めたと言われています。
ジュニパーベリーの心への効能
ストレスやネガティブな感情やわだかまりを取り除いて、淀みを無くしてくれます。「浄化」がキーワードの精油の通り、妬みや不安、ずーっと消えない怒りなども散らしてくれます。
スピリチュアルなことが苦手で、「浄化」とかそういうワードは普段はあんまり信じてないのですが…たしかに、ジュニパーの香りをいっぱい取り入れた日は何故かシャッキリ!するから不思議です。
嫌なことがあった日や、大きなストレスがかかった日は、バスソルトに混ぜてお風呂に入れます。ジュニパーを入れるといっぱい汗をかけるのと、スッキリしたあの香りで嫌な感情が流れ出ていってくれるんです。
また、爽快な気分にさせてくれるだけではなく、意思をしっかり持って次の日も頑張ろうという気持ちの強さも与えてくれます。
ジュニパーベリーの身体への効能
・むくみやセルライトの解消
リンパ、静脈、腎臓など、身体にとって不要になったものを外に排出する機能全般を強くします。特に腎臓を強くするので、むくみ解消やデトックスに役立ちます。特にセルライト解消には最も効果的な精油の一つです。
私自身、立ち仕事が多く、むくみとはずっと一緒に生きてきました。(笑)
悲しい話ですが、10代の頃には寝るだけで治っていたむくみが、20代になってしばらくしてからは、翌日まで残るようになってしまったんですよね…。連勤の時なんて休みが来るまで少しずつむくみを溜め続けてる感覚だったんです。
でも、アロマの勉強を始めてまもなく、「ジュニパーを使ったオイルでマッサージを行うとむくみに効く」と聞いて試しに手作りでやってみました。そしたら次の日の朝に、
って感動したんです。
その日から定期的にマッサージを行うようになりました。
私は面倒くさがりなんで、毎日はしてないのですが、むくみがずっと残ることはなくなりました。ジュニパーの他に、デトックス効果が高いグレープフルーツも一緒に使っているので、香りも良いし、癒されながら翌朝足すっきりです。
・塗ったところを温める
もう一つ、ジュニパーには「温める」作用があります。塗ったところだけ温めてくれるので、局所的なケアができます。例えば、冬場に寒さで縮こまって肩が凝ってしまったときなんかにも、私はよく使います。
じんわり温まって詰まってる感じや痛みがほぐれる感じがとても気持ちいいです。
あとは、寒くて雨の日に、寒さと湿気で神経痛やリウマチの痛みが出てしまう方や、冷えでむくみが出てしまうときに使っても有効です。
ジュニパーベリーの皮膚への効能
汗のニオイを抑えるデオドラント作用があります。スポーツをした後などに、精製水か、ネロリの芳香蒸留水(ネロリの精油を抽出した後に残るお水)に少量だけ混ぜて肌に吹きかけるとスッキリしますし、ニオイも抑えられます。
ただ、精油の中では肌刺激が強い部類に入りますので、敏感肌の方や、ヒノキにアレルギーをお持ちの方は肌に塗るのは控えた方が良いと思います。
ジュニパーベリーおすすめの活用法
・足のむくみ解消用マッサージオイル
ー材料(1~2回分)ー
- アプリコットカーネルオイルorスイートアーモンドオイル 30ml
- ジュニパーベリー 6滴
- グレープフルーツオイル 6滴
(2%濃度)
ー作り方ー
- キャリアオイル(アプリコットカーネルorスイートアーモンドオイル)をガラスの器に入れる
- ジュニパーベリーとグレープフルーツを上記の量加えてよく混ぜる
ーマッサージやり方ー
- 適量を手に取って、足全体にオイルを伸ばす。
- 足首から膝裏、膝裏から太ももの付け根までと2段階に分けて上(心臓)に向かって、手のひらで足を包み込むようにしてさすりあげる。
強い力はいりません。本当にさするぐらいで良いので、テレビ見ながらでも全然大丈夫。時間は片足5分ずつ、10分くらいで十分です。
・心も体もスッキリするバスオイル
ー材料ー
- バスソルト用天然塩 40g
- ジュニパーベリー 2滴
- ラベンダー 2滴
香りを感じにくかったら精油を足しても良いですが、1回の入浴で最大6滴までにしてください。それ以上入れると肌にチリチリと刺激を感じることがあります。
ー作り方ー
- ガラスの器に天然塩を入れる
- その中央にジュニパーベリーとラベンダーを垂らす
- スプーンなどでよくかき混ぜる
できたバスソルトを38~40度くらいのお湯に入れて、15分程ゆっくりじっくり浸かるのがおすすめです。
半身浴がお好きな方でしたら、少し熱めのお湯(42度ぐらい)での半身浴もおすすめです。ジュニパーの発汗効果で、入浴後にかなりすっきりできますよ!
もし、肌に刺激を感じたら、すぐに入浴を中止してください。
ジュニパーベリー使用時の注意事項
- 腎臓に負担がかかるので、腎臓に疾患がある方は絶対に使用しないでください。その他疾患でも、ご使用に不安がある方は必ずかかりつけのお医者様にご相談ください。
- 健康な方でも、腎臓への負担となることがありますので、過度に疲れているときや、長期にわたっての使用はお控えください(2~3日に1回で2週間続けて使ったら、1週間は休んでください)
- 妊娠中はご使用になられないでください(書籍によっては妊娠後期ならOKという記述もありますが、私自身はおすすめしません)
- 高濃度で肌に使用すると、皮膚刺激を感じることがあるので、敏感肌、ヒノキにアレルギーをお持ちの方は注意してください
オーガニック認定を受けているジュニパーの精油
オーガニック認定を受けている精油は色々な会社さんから発売されているのですが、その値段は様々です。
中には、高くてずっと買い続けるのは無理だなぁ…と思ってしまうブランドさんもあります。
国際アロマセラピストの勉強をしている間も、お金が無かったので、品質が良くてお値段が安いブランドさんは無いかとずーーっと探し続けていました。
そんな私が色んなブランドさんを使ってみた中で品質も値段も一番納得できるのが、フロリハナというブランドの精油です。
フロリハナの精油は全てフランスのプロヴァンス地方で作られていて、ヨーロッパのECO CERTという厳しいオーガニック認定基準をクリアしている100%天然の精油です。
パッケージはシンプルですが、お値段は安い。ジュニパーだけで比べてみても、他の会社さんのオーガニック認定精油は2000円越えぐらいなのに、フロリハナは1,228円です。
フロリハナの精油に出会ってからは、ずーっと使っています。IFAの資格を取得する前から数えると計100人以上のお客様に使用していますが、一人としてアレルギーが出たり体調が悪くなった方は居ません。
品質的にも、お値段的にも、ずーっと信頼している会社さんです^^
おわりに
心のデトックスも、身体のデトックスも、1本で担ってくれるジュニパーの精油。
私自身も日常的に使う精油の一つですし、セラピスト仲間でも日常使いしている方が多いようです。
皆さんもスッキリしたい日に、取り入れてみませんか?